2011年4月20日水曜日

ラブソングは応援歌に、バラードは鎮魂歌に聴こえた。

4月19日、松任谷由実コンサートツアー大宮公演。



幕開けは、

強くなる もっと強くなれば 失くさずにいられる


つらくても きっとあとになれば 美しく思える


(「ひとつの恋が終わるとき」)


ラブソングが応援歌に聴こえた。


パワフルにステージは進み、

震災後にツアー開始を逡巡したことを吐露し、その上で

「走り続ける」と宣言したユーミン。


心に耳をあてて


途切れそうな声を じっときいているの


あなたがどこにいても


戻る場所は ここにあると

どんなに時が 移り変わってもいっても


やさしいうでを 離さない


(「ダンスのように抱き寄せたい」)


バラードは鎮魂歌に聴こえた。



ラストアンコールは

「海を見ていた午後」

頭に浮かんだ映像は、TVで見せられた破壊の波でではなく、

穏やかにすべてを包み込む凪だった。

3.11以降、すべてが色褪せた。ニュース映像は心を引き裂いた。

感動は悲嘆と焦燥に変わった。

だがユーミンの2時間が、凍り付いた何かを溶かしてくれた。

ユーミンに感謝。



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