2007年11月8日木曜日

「恐れを知らぬ川上音二郎一座」プレビュー公演



外出、日比谷へ。芸術座が改装された「シアター・クリエ」は昨日オープン。こけら落としは、三谷幸喜の新作「恐れを知らぬ川上音二郎一座」、昨日から明日まではプレビュー公演。これを観賞。
 まず、新劇場「シアター・クリエ」だが、客席は前列との幅が狭いが舞台は観やすく椅子の座り心地も良い。が、客席周りがいただけない。
1階をエントランス、劇場本体は地下にあるが、まずエレベータの輸送力がなさ過ぎる。しかもエレベータも階段も下手側にしかないため、人の流れが滞りやすい。ホワイエも小劇場並みに狭い。奥の売店で飲食物を買う人、手前のカウンターでプログラム類を買う人、トイレ(男性用はなんとこのBF2にしかない)を待つ人で開演前は大混雑。客席両側の通路も狭く歩きにくい。客席周りの設備としては最悪の部類で、天下の東宝が満を持して改装したとは到底思えない。
 芝居は、はっきり言ってまだ練れていない。間は悪いし、台詞を噛む主役級は言語道断だが今晩はプレビュー公演、今後に期待したい。舞台ベテラン達はあぶなく、それでなんとか芝居を壊さずにすんでいるという感じ。だが、やはり三谷幸喜は凄い。ハチャメチャドラマをたっぷり3時間20分飽きさせずに、グイグイと芝居に引っ張り込んでいく。
三谷芝居を観にいったという満足感で、損した気分にはならない。
 月末に再観の予定だが、さて芝居はどれくらい良くなるだろうか。
   永六輔さんが観賞されていた。

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