2007年11月18日日曜日

RMシャンパーニュの至福



ブドウからつくられた発泡酒を総称してスパークリングワイン、そのんなかでもフランス北部シャンパーニュ地方で産し厳しい条件をクリアしたものだけが、名乗ることが許された魅惑の称号がが「シャンパーニュ」だ。「シャンパーニュ」こそ、スパークリングワインの頂点だ。
そのシャンパーニュの作り手は、大きく分けて5種類ある。ブドウの一部または全量を購入して製造・販売するNM(Negociant Manipulant:ネゴシアン・マニピュラン)。ポメリー、モエ、ゴッセ、マムなどのいわゆる有名メーカー。生産者共同組合が組合の銘柄としてつくるCM(Cooperative Manipulant:コーペラティヴ・マニピュラン)や、ブドウ栽培者の協同組合RC(Recoltant Cooperative:レコルタント コーペラティヴ)、同族のブドウ栽培者によって構成される会社SR(Societe de Recoltant:ソシエテ ド レコルタン)のシャンパーニュは、日本でほとんど見る機会がない。
そして、大手メーカーにブドウを出荷する栽培農家が、自社畑のブドウだけでつくるシャンパーニュがRM(Recoltant Manipulant:レコルタン マニピュラン)、最近注目のシャンパーニュ。
小規模だけに生産量は少ないが、卓越した作り手によるRMシャンパーニュは、大手メメーカーの均一的な味とは一線を画した、個性豊かな味わいがある。今夜は、その一本であるジャン・ラルマン・ブリュット・グラン・クリュ・ヴェルズネイ(モンターニュ・ド・ランス地区ヴェルズネイ村 生産者:ジャン・ラルマン/ブドウ品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%)で乾杯。
シャンパーニュのある食卓は、いつも華やぐ。

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