2007年7月26日木曜日

喜鵲樓酒家





興奮冷めやらぬと云うより、じんわりと心にしみこむような芝居を観たあとは、お気に入りのチャイニーズレストランのひとつ喜鵲樓酒家で、早めの夕食。
天王洲シーフォートスクエアにあるここは、窓から運河と新幹線が見える。
京浜運河を挟んだ対岸は品川埠頭、そlこに新幹線の引き込み線がある。引き込み線は、JR東海大井ターミナルの新幹線車両庫へつながるらしい。
 16周年を迎えるという喜鵲樓酒家は、都市型商業施設における失敗の見本とも思えるシーフォートスクエア(店舗の入れ替わりが激しく、空き店舗スペースも多い)にありながら、私の知るかぎり10年以上にわたって高いレベルを保ち続けている。
思い出も多い。、今や12歳になる駄犬が生後2ヶ月半で我が家にきた直後、ここで食事をしながら相談して、命名した。むろん、当時「小さい」からドイツ語の「Klein」をとって、「クライン」となったことを、御本犬は知る由もない。修業時代からの友人の一人で、今や九州某県で学部長まで務めるY女史の学位修得を祝ったのも、ここだ。
今日は、「芝海老と黄ニラの塩味炒め」と「牛肉と苦瓜の豆鼓炒め」がスペシャリテ。ともに味は少々濃いめだが、過不足ない火の通り加減で美味い。いつもならのあとは、紹興酒なのだが、メニューで「中華に合う」と薦めていたシェリー酒を試した。やや辛口のオロロソの濃厚な味わいが、成る程、中華の油を切っていく。なかなか、おつなマリアージュに満足。中華4000年が育んだ文化が、ユーラシア大陸の遙か彼方イベリア半島の恵みと出会ったことに、乾杯

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