2007年7月21日土曜日

陳麻婆豆腐




7月21日、昼食は本格正統の麻婆豆腐を陳麻婆豆腐で。こちらは二回目の訪問。
飾り気など無いシンプルな小丼でだされる麻婆豆腐は、豆板醤の赤に豆腐の白のコントラストが鮮やか、さらに油がつやを出して眩しい。立ち上る芳香は、すでにそれが、ただものでないことを主張する。「日本人、おまえに正統がわかるのか」  
 中国四千年に敬意表し、心してレンゲですくうと、静かにそれを白飯の上にのせる、とろみのある麻婆ソースが米粒の間を流れ落ちるか否やで、再び飯ごとすくい上げて口にいれる。瞬間、舌を打つ辛みと旨味、鼻に抜けていく濃厚な香り、頭の芯に響く。
辛い
容赦なく辛い
だが、辛みとは深みであると、確かな実感が確信となる。
気分は四川
 咀嚼嚥下後に舌に残る痺れを楽しみながら、はるか四川省成都からのおくりものに感謝
麻婆豆腐の丼にはペッパーミルが添えられる、中身はなんと(当たり前か?)花椒(ホアジャオ)だ。
いわゆる中国山椒、英名 Szechuan pepperで、日本の山椒(英名Japanese pepper)とは同属別種カホクザンショウ。漢方では蜀椒とも呼ばれ健胃、鎮痛、駆虫作用があるとされているらしい。

挽きたての花椒を加えると、麻婆豆腐はさらに刺激を増す。
だが、汗は止まらない

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