2007年8月30日木曜日

三教同尊

ロープウェイ駅から参道をたどって、壮麗な廟宮が山肌にはりつくように並ぶ台湾道教の総本山である指南宮へ。

美しい回廊をのぼりきると、道教最高神の玉皇大帝が祀られる凌霄寶殿。深い緑に囲まれて建つ伽藍は神秘的ともいえる美しさ。

境内から木柵、台北市街が一望できる景色も圧感。


再び回廊を下り、八仙人のひとり呂洞賓(別名:孚祐帝君)を祀った純陽寶殿へ。ここは随分と賑やかで、お供物も沢山準備されている。ガイドの陳さんによれば「今日はお盆のようなお祭りの最終日」だとのこと。

さらに歩くと、釈迦や菩薩を安置した大雄寶殿。屋根に仏像、境内正面には象の石像と、日本の寺とは趣が違う印度?風あるいは大乗仏教?風なのか。
 さらに指南宮の裏山には大成殿という孔子を祀る廟もあるそうで、指南宮は道教総本山
であるとともに、台湾寺院の多くと同様に、道教、仏教、儒教が共存する「三教同尊」なのだ。かつては神仏混合だったとはいえ、今の日本人には違和感があるが、台湾人に当たり前のこと、信仰も厚い。見倣って、キリスト、イスラム、ユダヤの三教同尊は無理なものか、一度、誰か提案ぐらいしてみたらどうかと思う。
大雄寳殿の横から急坂を一気に上って、笵さん車が待つ「指南宮」駅駐車場へ。

0 件のコメント: